マメとはどこの部位?

マメとは、牛や豚の腎臓にあたるホルモン部位です。腎臓は血液をこし、老廃物を尿として排出する臓器で、動物の腹腔内に左右一対あります。

マメ 部位の100gあたりのエネルギー・タンパク質・脂質を棒グラフで示した模式図。
マメ 部位の栄養の目安

名前の由来については、豚の腎臓が豆(まめ)のような丸みを帯びたかたちをしていることから、「マメ」と呼ばれるようになったとされています。牛の腎臓も同様にマメと呼ばれますが、牛の場合はいくつかの葉状の塊が集まった特徴的なかたちをしています。

焼肉・ホルモン焼きの世界ではマメのほかに「きのこ」と呼ぶ地域もあり、主に関西圏のホルモン専門店や焼き肉店で見かける部位です。流通量が少なく、取り扱っている店舗は限られるため、希少部位のひとつとして扱われています。

味と食感の特徴

マメはレバー(肝臓)に似た独特の風味を持ちながら、食感は少し異なります。レバーがねっとりと柔らかいのに対して、マメはややコリッとした歯ごたえがあるのが特徴です。火を通しすぎると硬くなりますが、適切に火を入れると弾力のある食感が楽しめます。

臭みについては、レバーよりも独特のにおいが強く出やすい部位です。そのため、下処理をしっかり行うことが美味しく食べるための鍵になります。下処理を丁寧に行った場合、ほのかな甘みと旨みが感じられるようになります。

タレとの相性がよく、甘辛いタレが独特のにおいを和らげながら旨みを引き出してくれます。塩焼きも可能ですが、初めて試す場合はタレから始めるとクセを感じにくいでしょう。

カロリーと栄養価

マメ(腎臓)は低カロリーかつ高たんぱくで、鉄分やビタミンB群も含まれる部位です。以下は100gあたりの一般的な目安です。

栄養素 100gあたりの目安
エネルギー 約108kcal
たんぱく質 約16g
脂質 約4g
鉄分 約5mg

※上記は一般的な目安です。個体差や調理方法によって異なります。

カロリーはホルモンの中でも低い部類に入り、たんぱく質が豊富です。鉄分も含まれているため、貧血が気になる方にも注目される部位です。ただし、プリン体含有量は比較的高い傾向があるとされていますので、尿酸値が気になる方は食べすぎに注意が必要です。

美味しい食べ方・焼き方

マメを美味しく食べるためには、下処理と適切な焼き加減の2点が重要です。

下処理のポイント

マメは臭みが出やすい部位です。家庭で扱う場合は、以下の手順で下処理を行いましょう。

  1. 白い脂肪や薄皮を除く
  2. 流水でよく洗い、血を落とす
  3. 牛乳や塩水(水1Lに対して塩10g程度)に20〜30分ほど浸して臭みを抜く
  4. 再度流水で洗い、水気を拭き取る

塩水に浸す代わりに、沸騰したお湯でさっと湯通しする方法もあります。臭みが気になる場合はこの工程を加えると効果的です。

焼き方のコツ

焼肉では中火〜強火で手早く焼くのが基本です。薄切りにして表面の色が変わるくらいまで焼いたら食べ時です。焼きすぎると肉が硬くなってしまうため、焼き加減は早めに切り上げることを意識してください。

マメは焼きすぎに注意が必要です。表面の色が変わり、断面がほぼ白くなった段階が目安です。タレをつけてさっと焼くと独特のにおいも和らぎます。

注文するときのポイント

マメはすべての焼き肉店・ホルモン専門店に置いているわけではなく、取り扱いがある店舗でも毎日入荷があるとは限りません。メニューで見かけたときに試してみるのがおすすめです。

店舗によって「きのこ」「腎臓」「じんぞう」といった名前で表記されている場合があります。メニューにマメの記載がなくても、スタッフに確認すると取り扱いがある場合もあります。

初めてマメを食べる場合は、タレ焼きから試すのがおすすめです。甘辛いタレが独特のにおいを和らげてくれるため、クセを感じにくく食べやすくなります。タレ焼きに慣れたら、塩焼きも試してみてください。

一度に大量に食べるものではなく、他のホルモン部位と組み合わせて楽しむのが一般的です。ハツやミノと一緒に盛り合わせで頼むと、食感の違いが比べられて楽しいでしょう。

マメに関するよくある質問

マメとはどこの部位ですか?

マメは牛や豚の腎臓にあたる部位です。豚の腎臓が豆のような形をしていることが名前の由来とされています。腹腔内に左右一対あり、流通量が少ないため希少部位として扱われています。

マメのカロリーはどのくらいですか?

マメ(腎臓)は100gあたり約108kcalが一般的な目安です。たんぱく質は約16g、脂質は約4gと、ホルモンの中では比較的低カロリーな部位です。

マメの臭みを取る方法はありますか?

流水でよく洗ったあと、塩水(水1Lに対して塩10g程度)や牛乳に20〜30分ほど浸けると臭みが抜けやすくなります。湯通しも効果的な下処理のひとつです。

マメの焼き方のコツは何ですか?

中火〜強火で表面の色が変わる程度に手早く焼くのが基本です。焼きすぎると固くなるため、表面が白っぽくなったら食べ時の目安です。タレをつけてさっと焼くと独特のにおいも和らぎます。

マメは塩とタレどちらが合いますか?

初めて食べる場合は甘辛いタレがおすすめです。タレが独特のにおいを和らげてくれるため、クセを感じにくく食べやすくなります。慣れてきたら塩でシンプルに食べると素材の旨みが感じられます。

マメと他のホルモンの違いは何ですか?

マメは腎臓、レバーは肝臓と取れる臓器が異なります。食感はレバーがねっとり柔らかいのに対し、マメはやや弾力のあるコリッとした歯ごたえが特徴です。どちらも独特のにおいがありますが、マメのほうが強い傾向があります。

マメはどんな飲食店で食べられますか?

マメはすべての焼き肉店に置いているわけではなく、ホルモンの種類が豊富な焼き肉店やホルモン専門店で取り扱いがある場合があります。メニューに「腎臓」「きのこ」と表記されていることもあります。

まとめ

マメは牛・豚の腎臓にあたるホルモン部位で、コリッとした食感と独特の風味が特徴です。100gあたり約108kcalと低カロリーで、鉄分・たんぱく質も豊富ですが、下処理が美味しさの鍵を握ります。

流通量が少なく、取り扱いがある店舗でのみ食べられる希少部位です。初めて試す場合はタレ焼きから始め、下処理の丁寧さと焼き加減に注意するとクセが少なく楽しめます。

ホルモン焼きの幅をさらに広げたい方は、ぜひ一度マメに挑戦してみてください。ホルモンの部位一覧もあわせて参考にしてみてください。