焼き鳥の種類マップ

焼き鳥は日本の定番居酒屋メニューですが、串の種類は思っているよりずっと豊富です。「もも」「ねぎま」「つくね」といった定番から、「ソリレス」「ちょうちん」といった希少部位まで、鶏のほぼあらゆる部位が串焼きになります。

大きく分類すると、鶏肉系(もも・むね・ねぎま)、内臓系(レバー・ハツ・砂肝)、軟骨系(やげん軟骨・ひざ軟骨)、希少部位(せせり・ぼんじり・ソリレス・ちょうちん)に整理できます。お店によってメニューの充実度は異なりますが、焼き鳥の多様な世界を知っておくと注文がずっと楽しくなります。

この記事では、焼き鳥の種類を定番から希少部位まで幅広く紹介します。初めて焼き鳥店を訪れる方も、いつも同じ串を頼んでしまうという方も、ぜひ参考にしてください。

定番部位

もも

焼き鳥の中でもっとも人気が高い部位です。鶏もも肉は適度な脂があり、ジューシーな食感と濃厚な旨みが特徴。塩でもタレでも美味しくいただけます。子どもから大人まで幅広く愛される定番中の定番で、初めて焼き鳥を食べる方にまず試してほしい一本です。

ねぎま

鶏もも肉と長ネギを交互に刺した串です。鶏肉のジューシーな旨みとネギの甘みが交互に口に広がるのが魅力で、塩との相性が特に抜群です。さっぱりとした食べ心地のため、脂っぽい串が続いたときの箸休めにもなります。

つくね

鶏ひき肉を練って成形した焼き鳥で、軟骨入りのコリコリとした食感のものや、卵黄をつけて食べるスタイルなど、店によって個性が出やすい串です。甘辛いタレとの相性が抜群で、子どもにも人気があります。ふわっとした食感と香ばしい焦げ目が食欲をそそります。

鶏皮をくるくると巻いて串に刺したものです。脂が多くコクのある味わいで、カリッと焼いたときの香ばしさが魅力。カロリーは高めですが、根強いファンが多い部位です。タレで甘辛く仕上げると特に美味しく、居酒屋で人気の定番串のひとつです。

砂肝(砂ずり)

鶏の消化器官の一部で、コリコリした独特の歯ごたえが魅力です。脂が少なく低カロリーなため、ヘルシーな串として人気があります。塩とレモンで食べるシンプルなスタイルが定番で、食感を楽しみたい方に特におすすめです。砂肝の美味しい焼き方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

ハツ(心臓)

鶏の心臓部位で、コリッとした食感と淡泊な旨みが特徴です。臭みが少なく、内臓系が苦手な方でも食べやすい部位として知られています。低カロリーで高タンパク質なため、健康を意識している方にも支持されています。塩でシンプルに食べるのがもっとも一般的です。

レバー

鶏のレバーは豚や牛に比べてクセが少なく、しっとりとした口溶けが魅力です。鉄分・ビタミンA・ビタミンB12などの栄養素が豊富で、焼き鳥の中でも栄養価の高い一本です。タレとの相性が抜群で、好みによって半レアで仕上げるスタイルが喜ばれることもあります。

ぼんじり(テール)

鶏の尾羽根の付け根にある部位で、ジューシーな脂が特徴です。1羽から少量しか取れないため希少部位として扱うお店もあります。脂の甘みが濃く、独特のジューシー感があります。ぼんじりについてはこちらの詳細記事もご覧ください。

希少部位・個性派の串

せせり(首肉)

鶏の首まわりの筋肉で、よく動かす部位のため適度な歯ごたえと豊かな旨みがあります。1羽から取れる量が少ないため、希少部位として扱うお店もあります。コリッとした食感と脂の旨みのバランスが絶妙で、焼き鳥通に人気の一本です。せせりの詳細はこちらの記事をご覧ください。

ソリレス

鶏のもも付け根にある親指大の小さな部位で、1羽から2つしか取れない超希少部位です。フランス料理では「料理人のおこぼれ」とも呼ばれるほど上質な肉質で、柔らかく濃厚な旨みが詰まっています。メニューで見つけたら迷わず頼んでほしい一本です。ソリレスについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

ちょうちん

卵管と未成熟卵がつながった部位で、見た目がちょうちんのような形をしていることから名前がつきました。ぽてっとした卵の部分とコリッとした卵管部分の食感の違いが同時に楽しめる個性的な串です。産卵鶏から取れる部位のため入手が限られており、珍しい串を楽しみたい方に向いています。ちょうちんについてはこちらの記事で紹介しています。

やげん軟骨

胸骨の先端にある軟骨で、コリッとした歯ごたえが楽しめます。ひざ軟骨に比べてやや食感が柔らかく、軟骨初心者でも食べやすい部位です。カロリーが低くヘルシーな串として人気があります。やげん軟骨とひざ軟骨の違いについてはこちらの記事をご覧ください。

ひざ軟骨

膝関節まわりの軟骨で、やげん軟骨よりしっかりとしたコリコリ食感が楽しめます。コラーゲンを多く含み、独特の歯ごたえを好む方に人気の串です。塩でシンプルに食べるスタイルが一般的で、よく噛んで食べることで旨みが広がります。

むね肉(胸)

鶏むね肉はタンパク質が豊富で脂質が少ない、非常にヘルシーな部位です。焼き鳥では水分が飛びやすくパサつきがちですが、上手に火加減を調整することで柔らかくジューシーに仕上がります。ダイエット中の方や体づくりをしている方に人気の串です。

希少部位はメニューにない場合も多いため、訪問前に公式サイトやSNSでメニューを確認するか、お店のスタッフに尋ねてみましょう。焼き鳥の希少部位については焼き鳥の希少部位8選の記事で8種類をまとめています。

主要部位のカロリー比較表

焼き鳥のカロリーは部位によって大きく異なります。以下は100gあたりの一般的な目安値です。実際の値はお店の調理方法や個体差により異なる場合があります。

部位 カロリー(100gあたり) 脂質(目安) タンパク質(目安)
砂肝 約94kcal 約1.8g 約18.3g
レバー 約111kcal 約3.1g 約18.9g
むね肉(皮なし) 約108kcal 約1.9g 約22.3g
もも肉(皮なし) 約127kcal 約5.0g 約19.0g
ハツ 約207kcal 約15.5g 約14.5g
もも肉(皮つき) 約204kcal 約14.2g 約16.6g
ぼんじり 約489kcal 約46.0g 約10.2g
約492kcal 約48.1g 約9.4g

低カロリーで食べたい方には砂肝・むね肉・レバーがおすすめです。焼き鳥のカロリー詳細については焼き鳥のカロリー一覧の記事でも詳しく確認できます。ダイエット中の選び方については焼き鳥はダイエット向き?の記事も参考にしてください。

初心者におすすめの組み合わせ

焼き鳥店でどれを頼めばよいか迷っている方のために、定番の3パターンを紹介します。

パターン1:定番ビギナーセット

もも(タレ)・ねぎま(塩)・つくね(タレ)・砂肝(塩)の4本。焼き鳥の王道をひと通り楽しめる組み合わせです。食感も味付けも変化があり、初めての焼き鳥体験に最適です。塩とタレを交互に楽しむことで口の中でメリハリが生まれます。

パターン2:ヘルシー重視セット

砂肝(塩)・むね肉(塩)・レバー(タレ)・やげん軟骨(塩)の4本。低カロリーで高タンパクな部位を中心に選んだセットです。食事制限中でも気兼ねなく楽しめます。焼き鳥をダイエット中に取り入れるコツはこちらの記事でも解説しています。

パターン3:食通向け希少部位セット

せせり・ソリレス・ぼんじり・ちょうちんの4本。普段とはひと味違う焼き鳥体験ができる希少部位セットです。メニューに揃っていない場合もありますが、焼き鳥に慣れてきたら一度挑戦してみてください。

焼き鳥は塩とタレで味わいが大きく変わります。部位ごとにどちらが合うか迷ったときは焼き鳥は塩とタレどっちがおすすめ?の記事を参考にしてください。

まとめ

焼き鳥の種類は、もも・ねぎま・つくねといった定番から、せせり・ソリレス・ちょうちんといった希少部位まで非常に豊富です。部位ごとに味・食感・カロリーが大きく異なるため、自分の好みや目的に合わせて選ぶ楽しさがあります。まずは定番の串から始めて、慣れてきたら希少部位にもチャレンジしてみましょう。各部位の詳細は焼き鳥の部位一覧でも確認できます。